色彩とは何だろうか。悦楽である。…そこにあればいい。…何かを引き裂けばいい。目の前を通り過ぎればいいのだ。ふと現れる影のように−あるいは、ふと消え去る影のように。というのは、色彩というのは、閉じる瞼、軽い失神のようなもの […]
ストゥディウムの場をかき乱しにやって来るこの第二の要素を、私はプンクトゥム(punctum)と呼ぶことにしたい。というのも、プンクトゥムとは、刺し傷、小さな穴、小さな斑点、小さな裂け目のことでもあり–しかもま […]