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鏡像
鏡の面に輝かしく映えた自らの姿のなかで、ひとは自らを、自ら自身を愛する。あるいは、憧れの「あの人」の姿のなかに自らを投影し、そのなかで自らを愛する。−『夜戦と永遠』佐々木中 より
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さらに考える人は、
自分がどのような行為をし、どのような判断をしようといつも間違っている、ということを知る。 ― ニーチェ
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自分を知る
「自分を知ろうと努めることくらい、おろかなことはありません。ますます自分の本質が小さく制限され、自分が貧弱になっていくばかりです。自分を知るということは、ちょうど自分のまわりに白墨で輪を描いて、その輪の中に、体を小さくし […]
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プンクトゥム
〈わたし〉を突き刺すを偶然であると同時に、〈わたし〉を包むもの
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遊び
遊びを重視する精神療法では、『遊ぶ事ができないクライエント』を『遊ぶ事ができるクライエント』に導く事が分析家の重要な仕事になってくる。
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鏡
なぜ鏡はわれわれを降りていかせるのか。 そして、なぜそこは冥府であり、死者の場所であるのだろうか。降りる。それは、われわれのイマジネールにあっては、つねに根源へ、ある暗い根源的な不可能性へ向かう運動なのだ。鏡の表面の明る […]
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すべてを語る
見えるものは何もない。「観察す」べき、「描く」べき「世界」など、何一つない。だがすべてを語ることが重要なのだ。 -ジャン=リュック・ナンシー
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イメージ
過去のものでは近づけない。
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色彩
色彩とは何だろうか。悦楽である。…そこにあればいい。…何かを引き裂けばいい。目の前を通り過ぎればいいのだ。ふと現れる影のように−あるいは、ふと消え去る影のように。というのは、色彩というのは、閉じる瞼、軽い失神のようなもの […]
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〈他者〉
〈他者〉とは私に内包されることのできないものである。内在的であるがゆえに何ものによっても制限されることなき私の思考の拡がりがどれほどのものであろうとも、このことに変わりはない。つまり、〈他者〉とは思考しえないものなのだ。 […]