自分を知る


「自分を知ろうと努めることくらい、おろかなことはありません。ますます自分の本質が小さく制限され、自分が貧弱になっていくばかりです。自分を知るということは、ちょうど自分のまわりに白墨で輪を描いて、その輪の中に、体を小さくしてちぢこまっているようなものではないでしょうか。」-澁澤龍彦